最近見た映画を2本紹介したい。やたら気合を入れて書いてしまうと、あとが続かないのでしばらくのテーマは「さらっと書く」だ。

 

『子連れ狼 地獄へ行くぞ!大五郎』

実はいままで『子連れ狼シリーズ』って見たことなかったんですよね。初めて見たんですが、めっちゃ面白かったです。

柳生一族の手によってさすらいの身となった拝一刀とその嫡男大五郎。六作目の本作ともなると柳生一族との戦いも過酷を極め、血で血を洗う総力戦となっています。

しかし何よりも見どころは数々のぶっ飛んでいる設定たち。何しに出てきたかわからない噛ませたちに、スキーで切られるためだけに突撃する大勢のモブ(みんな八の字できれいに滑る)。しかも時代劇のはずなのに、どう見ても爆死した人間の方が多いんじゃないか。

7,8人で見ていたんですが、突っ込みどころが多く笑いの絶えない良質な映画でした。他の作品も気になる。

でもめっちゃ洋版のジャケット格好いいんですよね。

lone wolf

 

『グッバイ、サマー』

有名なアーティストのMVなんかも数多く手掛けるミシェル・ゴンドリーの自叙伝的な新作映画です。いわゆるロードムービーで、それ以上でもそれ以下でもないんですが、個人的にはめっちゃツボでした。

貧乏な転校生で機械いじりが好きなテオと、女の子のような見た目がコンプレックスで、絵を描くことが好きなダニエルが2人で改造車を作って、夏休みに家出をするって話なんですが、この時点で結構「好き」みたいな人もいるんじゃないでしょうか?

この映画なにより町並みなんかの風景が、とてもきれいなんですよね。あと女の子がめっちゃ可愛い。個人的にはダニエルが片思いの相手、ローラが好きなんですが、そりゃああんな子クラスにおったらどうかしてまいますわい。

得てして青春ってのは爽やかできれいなものとして描かれがちですが、彼らの視野の狭さや居場所のなさなんかに共感できる人も多いのでは?世界中のナードに捧ぐって感じですかね。僕はもちろんナードでした。

こちら京都なら今週の土曜日からみなみ会館で見れますよ。